日本では、メガソーラーの話題など地方自治体とメーカーなどが一体となったプロジェクトが数多く話題になっているところで、太陽光発電の機能的なメリットを享受する一般生活者にとっては頼もしい限りの状況となっています。
これだけの注目、あるいは、一般生活者へのメリットがある状況なのだから、サービスを提供する会社がどれだけ利益を上げるのか、どれだけ太陽光発電関連の市場が大きくなるのか、など投資家が注目する企業もたくさんあります。そこで、今日は主要メーカーを振り返りつつ、注目したい太陽光発電のトピックスをまとめたいと思います。
まず、世界の主要メーカーをみてみましょう。
これらの企業の特徴は、日本のシャープを除いてすべて2000年前後に設立されたベンチャー企業ということです。次に日本の主要メーカーをみてみましょう。
世界の主要メーカーと見比べると歴然ですが、日本の主要メーカーはほとんど大手電機メーカーとなっています。生産高のランキングがちょっと古いのですが、現在は、ソーラーフロンティアのような子会社ベンチャーのような企業や、カネカのようなB2B系の大手化学メーカーなど、いろんな分野から太陽光発電関連事業に乗り出しています。
上でも少し触れましたが、このランキングは少し古いです。日進月歩の未開拓市場において生産高別のランキングは一瞬で入れ替わります。今までは、ドイツのような先進的な政策を打ち出している国が市場の半分以上の需要を占めていましたが、他のヨーロッパ諸国やアメリカ、もちろん日本も未開拓な主要な市場といえるので、各メーカーののびしろまだまだあります。
それでは最近目に止まった太陽光発電関連の投資的なトピックについていくつかご紹介します。
『民生用エレクトロニクス、ゴールドマン証は「日本の太陽光発電市場は、国内企業の寡占状態が続く」と指摘』
こちらの記事によれば、ゴールドマン・サックス証券は、日本市場への世界の太陽光パネルメーカーの参入障壁として、「ブランド力」、「住宅メーカーや中小工務店との関係」をあげ、今後も日本国内のメーカーによる寡占が続くと予測しています。
上で見てきたように、日本ではベンチャー企業というカタチで太陽光パネルメーカーに参入している企業はあまり多くありません。これは、一般生活者に商品を出すにあたってはブランド力が重要である表れと言えるでしょう。家電メーカー企業ほどではありませんが、カネカにしても、昭和シェル石油にしても、かなりの広告を投下してブランド力を築いてきています。海外の企業で有名なメーカーはありますが、それでも日本でのブランドはあまり築けていないでしょう。まして、ここ数年でできたベンチャー企業はなおさらでしょう。
『ウエストHDが買い先行、大和証券CMは太陽光発電関連の注目銘柄として紹介』
こちらの記事では、大和証券CMが太陽光発電関連企業についていくつか紹介しています。上では最もわかりやすい太陽電池(太陽光パネル)のメーカーを取り上げましたが、太陽光発電関連企業という視点では、いろいろなプレイヤーがいることがわかります。太陽光発電を導入しようと思ったら、太陽光パネルだけを買うのではありません。太陽光発電全体を動かすシステムもいっしょに購入する必要があるので、太陽光発電システムメーカーという存在が必要です。また、メーカーはあくまでもものづくりを行うだけなので、実際の設置を行う人達も必要です。施工会社です。システムを作るは作るでも、どんなものをつくろうかどんなものならしっかり動かくのかというシステム設計が必要です。そこで、設計に特化した会社があってもよいことになります。また、太陽光パネルを作るといっても、材料がなければ作れません。具体的にセラミックなどになりますが、セラミックは加工して作られるものなので、セラミックを作っている会社も関連会社となります。
このように、記事にも出てきますが、商品の川上(原材料生産などをしている)に立っている会社から、川下(販売施工)をしている会社まで、商品全体がどのような流れを経て一般生活者に届いてるかを考えること・把握することはは、ある商品のブレイクを予測したときに非常に重要になってきます。まだ、誰も目をつけていないが、その商品に関わる重要なポジションにある企業に先行投資すれば、その後その企業が注目されたときに株価がとても上がり、大きな利益を手にすることができるからです。
太陽光パネルメーカーについつい目が行きがちですが、太陽光発電に関わる周辺的に企業にも目を向けると新しい投資先が見つかったり、新しい視点が培えるかもしれません。、今後もいろいろなメーカーを取り上げていきたいと思います。